2015年5月1日より重量税が変更され、エコカーの分類が複雑化している事もあり、振興会にも多くのお問い合わせをいただいています。
平成24年度に、日整連から国土交通省に要望しておりました『回送運行許可制度の対象業種及び使用目的範囲の拡大』について、この度、許可基準が改正され、許可の対象業種に「分解整備を業とする者」が追加され、回送の目的に「自ら分解整備した自動車の車検のため車検場までの回送」などが追加されました。
制度の概要と説明会の日程について、PDFファイルをご覧ください。
イベントが終わって1か月が来ようとしていますが、遅ればせながらイベントの参加報告です。(汗)
去る3月21~22日、『お城下スプリングフェスタ2015』に参加しました。もう『昨年度』のことです・・・。
21日(土)は、オープニング・パレード。
愛媛県イメージアップキャラクターの”みきゃん”、東温市のイメージキャラクター”いのとん”、愛媛マンダリンパイレーツのキャラクター”マッピー”に加え、我らが”てんけんJr.”の4体と若干寂しい感じはありましたが、銀天街商店街を津田中学校吹奏楽部の皆さんと一緒にパレードしました。
22日(日)は、お城下ホコ天パーク。
大街道商店街と一部道路封鎖した千舟町通りを歩行者天国として、各協賛企業がイベントを催しました。私たち整備振興会では、子供たちを対象におえかき大会を開催しました。今年はキレイどころを増員して万全の体勢です。(笑)
キレイどころは、職員だけではありません!
昨年度は、”てんけんJr.”をイメージした歌を作っていただき、愛媛のご当地アイドルに歌ってもらっています。
この日は、”Ai Cune”が歌ってくれました。
ステージイベントは、大いに盛り上がりましたよ!
そして、未来の巨匠たちの作品は、4月1日(水)~12日(日)まで、大街道商店街の”てくるん”に展示していました。
自動車整備振興会では、今年度も協賛したイベントに参加して、啓発活動を実施します!
3月22日開催の『お城下スプリングフェスタ2015』に、私たち自動車整備振興会も協賛します。
振興会ブースでは”おえかき大会”を開催します。
てんけんJr.も参加しますよ~。妖怪ウォッチに負けるな!!
↓↓ PDF版 ↓↓
↓↓ 昨年の様子 ↓↓
平成27年度前期の自動車整備士講習を下記期間で募集いたします。
ご希望の方は受講申込書・実務経験証明書をダウンロード・プリントアウト・記入・捺印のうえ、
下記期間に振興会教育課へ提出をお願いいたします。
募集期間
平成27年4月6日(月)~平成27年4月17日(金)まで
受講申込書・実務経験証明書は下記よりダウンロードしてください。
2月13日に実施されました『自動車検査員教習 修了試問』の結果が、四国運輸局から発表されました。
↓↓ 修了者(合格者)の方の受講者番号は、コチラです!! ↓↓
修了されました皆さん、おめでとうございます!!
修了者の方には、修了式のご案内をお送りいたします。
3月16日(月)を予定しておりますので、ご出席をお願いいたします。
『えひめ自動車整備情報12月号(10ページ)』でお知らせしましたように、国土交通省では、昨年発生した高速乗合バスの主要骨格部分の腐食により部品が剥離し、走行不能となった事故をうけて、バス事業者に対して緊急点検を実施するよう通達し、会員の皆様にもご対応いただいているところです。
この度、三菱ふそうトラック・バス株式会社が、バス車両の錆を防ぐための定期点検整備の手法と腐食箇所における打音点検の結果の例(動画)をとりまとめ、ホームページに公表されたことが、国土交通省より情報提供がありました。他社製も含め入庫がありましたら、適切なご対応をお願いいたします。
↓↓ 三菱ふそうトラック・バス㈱:バス車両床下の防錆メンテナンス実施のお願い ↓↓
http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/information/bus_underfloor/index.html
南予支部青年部から、熱いメッセージが届きました。
「愛媛県整備振興会南予支部青年部 視察研修報告書」
南予支部青年部長 山口 秀二
研修日:平成27年1月17日(土)~19日(月)
研修先:京都府久世郡 KTC ものづくり技術館
参加者:18名
研修目:KTC本社及びものづくり技術館において、製品製造工程の視察、研修
バスにてKTC本社に到着。予約時間よりも早く着いてしまったが、担当者の方の計らいで時間前倒しでの研修が始まる。
まずは、ものづくり技術館にてKTC(京都機械工具株式会社)の設立から今日までの変遷、ものづくり技術館オープンに至るまでの社員さん達の熱意の説明を受ける。KTCの設立は1950年、同年トヨタ自動車の車両工具に採用されてからは今日までの日本の自動車社会を支えてきた国内工具メーカー最大手である。当然研修に参加したメカニック全てがKTCの工具を所有しており、ものづくり館1階に並んだ3000を超える工具の中には私が所有している工具がいくつもあった。
会社設立50周年を記念して2003年に完成したものづくり技術館は、建設にあたりエントランスから屋上まで、社員の皆さんのこだわりが敷き詰められている。入館者来場の際、雨に濡れない為の工夫や、当時では珍しい屋上緑化などの細かい工夫や思いやりは、精密で使いやすい工具を作り続けてきた会社の社風が見て取れる。さらに建物内すべてに細かく担当者を決め、各々が責任をもって、任されたエリアの清掃や管理をしているとの事。中でも1階の工具ショールームは圧巻で、壁に綺麗に並べられた工具を眺めているだけでうっとりしてしまう。
ものづくり技術館をひととおり観覧の後、私達はヘルメットとイヤホン型レシーバーを渡される。いよいよ製造現場の見学に移る、製造過程は行程毎に工場が別れており、まず案内されたのは機械加工の工場だった、広い敷地内には数々の切削機械が並び、そのほとんどがコンピュータ管理されていて、思っていた以上に作業員は少ない。だが金属を削った細かいカスや油の臭いから、工具の最終的な整形が行なわれているのが感じ取れる。全てが近代化されているようにも思われたが、一部昔ながらの卓上ボール盤もあった。聞くと創業当時からのものらしく、60年以上も使い続けているとは驚きだ。
次に案内されたのは熱処理工場。ここからは火を伴う作業の為か、ユニホームの色もオレンジ系に変わっていた。ガイドの方が安価な工具との違いを製造過程から説明されていたが、私達は使用過程の角度から知っている。安価なものはすぐ磨耗したり、折れたり、精度が悪かったり。
「焼きを入れ、ゆっくり戻すことで固さと粘り強さの両方を持ったKTCの工具が出来るのです。」そう教えてくれたガイドの方の自慢そうな顔が、とても印象的だった。
続いて鍛造行程、1000度に加熱された材料を1000トンのハンマーで一機に叩く。円柱状の真っ赤な金属が数回のハンマリングで整形されてく様子は何とも異様で、さらに工場内に響く打音はイヤホンからの声が聞こえなくなる程大きい。だが作業員は素早く、確実に整形を行なっていく。一歩間違えたら大事故に繋がる現場で、まるで餅をつくように、素早く酸化皮膜を取り除き、金属をセットしたと思えばすぐに1000トンのハンマーが落ちてくる。おそらくモタモタして温度を下げてしまうと良品にならないのだろう。ここの現場で一人前になるには、最低でも5年から7年掛かると聞いて、その手際の良さに納得した。ただ残念ながら一番楽しみにしていた冷間鍛造は見学できなかった。
最終工程はバレル研磨とメッキ処理。セラミック製の研磨石の中で数時間磨かれた後、メッキ処理が行なわれる。研磨後のソケットが詰まれていたが、もうそのまま製品になるんじゃないかと思う程表面が円滑で、上級グレードのネプロスになると通常の2倍ほど研磨の時間をかけるという。メッキ行程は、私自身が電気メッキの仕組みを分かっていなかった事もあって、ガイドの説明もしっかりとは理解出来なかったが、工場内でのメッキ後の製品の扱いは、貴金属でも取り扱っているのではないかと思う程丁寧で美しい。だが最終段階で少しでも不良があると、製品にはならない。品質管理の徹底とはここまでして初めて言えるのだろう。
最後に金型の製造工場も見学した。工具メーカーで金型まで製造しているのは世界でも珍しいらしく、ここが完全一環生産体制の核になる部分。60サイズバッテリーくらいの金属の塊の重量は350キロ以上あり超高額。よって輪郭が磨耗によって磨り減っても廃棄はせず、一旦表面をフラットな状態に戻してから、また型を作るようだ。一つの鍛造製品に上下一ずつと考えると、金型の数は相当なものになるだろう。軽い気持ちでKTCの営業マンに「新しい工具を作ってくれ。」などと言うのは、控えたほうが良さそうだ。
以前先輩メカニックに「部品をバラしているのはお前じゃない、工具だ!」と言われた事がある。どんなに熟練メカニックでも、素手ではフロントのナンバープレートさえ外せない。だから工具を大切にして、より多くの工具を持てということを教わった。今回の視察で、工具を使う人間が工具を作る人間達に触れる事が出来た。毎日何気なく手にする無機質な工具一つ一つに、たくさんの想いが詰まっている事を教わり、そしてその想いを引き継ぐ事で、私達メカニックは、より安全で正確な整備が出来るのではないかと思う。視察研修を終えて、今年は『工具を無くさない』という目標を掲げて、レポートを締めくくる事にする。
↓↓ 整然と並べられた工具 ↓↓
↓↓ 最後に全員で記念撮影 ↓↓
平成24年10月~平成26年3月までに、会員の皆様から振興会・事務局に寄せられたお問い合わせと回答例を取りまとめ、Q&A集を作成いたしました。
会員の皆様には事業場に1冊ずつ配布しますが、コチラのPDFファイルもご活用ください。
↓↓ PDFファイルはコチラ ↓↓
スキャンツールを使用して車両を点検・診断した際