クルマの部品は、使用することによって磨耗や劣化が避けられません。
以下の図や写真を見ながら、一度自分のクルマをチェックしてみましょう。
エンジン・ルームには、オルタネータ(発電機)や冷却ファンなどを回すいろいろなベルトがあります。
ひび割れや傷を発見したら、自動車整備工場ですぐに交換しましょう。
エンジンを冷却するLLC(ロングライフクーラント)には腐食防止のさび止め剤や凍結を予防する不凍液などが入っていますが、これらは走行するうちに性能が低下するので定期的な交換が必要です。
オイル・フィルタは、エンジンに有害な異物や汚れをろ過しています。エンジン・オイルだけでなく、オイル・フィルタも定期的に交換しましょう。
ブレーキ液は、使用していると空気中の水分を含んできます。水分を含んだブレーキ液は※ベーパーロック現象を起こす可能性が高くなります。
このためブレーキ液は定期的に交換しましょう。
※ベーパーロック現象…ベーパーロックとは蒸気によって閉じてふさがるという意味で、過熱によりブレーキ液の一部が気泡になって、ブレーキのききが悪くなる現象。
エンジン・オイルは、汚れたり量が減ったりするので、こまめなチェックが必要です。
オイル・レベル・ゲージで、実際にチェックしてみましょう。
エア・クリーナ・エレメントは、エンジンに吸入される空気をろ過するものです。RV車や4WD車のように、ホコリや砂地を走行することの多いクルマは、当然汚れもひどく、交換時期が早くなります。
ブレーキ・パッドやライニングの減り具合は、整備事業所で定期的に点検しましょう。
ブレーキ・ペダルの踏みしろに異常を感じたり、走行中に異音がしたら、早急に点検・整備をすることが必要です。